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RのカムアウトとRママと。


今、自分のブログ読み返したら・・・誤字の多いこと・・・(;一_一)

やっぱり寝不足はダメねぇ・・・・・寝不足のせいにしたい私・・・ちゅん・・・


読みにくくてごめんね~   

気を取り直して・・・行くよ~!!(^.^)/


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RがR父に、自分のブログを教えるという形でカムアウトしたことを知り、気になっていました。

その後、R父からなんの反応もなく、眠れなくなってしまったR。

R父の、「おかあさんにRのブログを見せたらショックを受けるからまだ教えない方がよい・・・」

のこの言葉が、Rには重すぎた。

「何がショックなんだろ・・・」

「私はブログを読んでもらうのが一番わかってもらえると思ってしたのに・・・」

そう言ってるRを見ているのはつらい。

そばで見ているEもまた同じ状況に。


どうもEはRが心配のあまり、どうしていいのかわからず立ち往生状態。

RはRで、両親がカムアウトを受け入れてくれたのか、

カムアウトした自分をどう見ているのか、

何を考えているのか、知りたいのに、きけないし・・・こちらも立ち往生。

二人がふたりとも停滞して身動きが取れないようなイメージが来た。



このままの状況が続くと・・・二人とも心身ともにまいってしまう・・

いや、すでにかなりひどそうだ・・・

それだけカムアウトってエネルギーを使うことなのよね・・・


Eでなく、Rの顔がやけに浮かんでくる。

それにEが体調をくずしている様子。


その日の朝に、「やっぱりこれは行かねば!!ほっとけない!!」

行ってみないとわからないけど、行った方がいい気がする。

(私、直感人間です。)

父母に留守を頼み、夫に了解を得て、いざ出発!


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晩御飯作ってるとRが帰宅。

くら~い顔。

知らないふりして、「おっかえり~!」


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突然ですが、私、「食べ物の力」を信じております。

人は、深い悩みや悲しみの中にあるとき、食べ物がのどに通らなくなります。

話して、心が軽くなってくると、自然と食べています。

ありふれた私の料理でも、Rはおいしいと言って食べてくれるので、

よかった・・・とまず思いました。

食欲あるやんけ!よしよし!(私のこころの声)


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Eの家なのに、Eがいなくても全く気にならない。

ほんとに家族にご飯作って食べさせてる感覚。

しばらくしてEも帰宅。

どうも二人とも、ご飯作る気力もない状態だったのね。。

Rのカムアウト後のご家族の反応が気になって。

ほかのことが手につかない。

悪い方へ悪い方へ考えてしまう。

この状態を長引かせてはいけない・・・・

と、カムアウトを受けた経験者の私は思いました。



じゃぁ、私に何ができるかと思うと。

というより、私が望んでいたことは、Rのお母様と話したかった。

もう、カムアウトした以上、言いたいことが言える仲になったことを確認したかった。

「わたし」という人間を知ってほしかった。

で、Rにお願いしました。


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Rのお母様との時間は、

ひとことでいえば、不思議な時間でした。


私は、その日午後、コンサートを聞きに京都へ行き、

帰ってきてから、ご飯を食べながらお話ししましょ、ていうことで・・・

よく考えたら、夕食作ってるだけの時間があ~りません<(`^´)>



もう、あり合わせのおかずを並べただけのテーブルでしたが、

そんなことは問題でなく、メインディッシュは「お話」ですからね。


忙しかったせいか、私は緊張感もなく、

どんなことを話したかというと、

今の私のものの考え方が、

私の人生経験のなかから培われてきたことを話しました。



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Rに初めて会った時の印象。

RとE、ふたりをどう見ているのか。

Rがカムアウト後、不安なまま眠れない夜を過ごしていること。




それから自分のこと。

「わたし」というありのままの人間を知っていただきたくて。

家族のこと、仕事のこと、人生経験・・・

「私は、自己評価がとても低く、自信がもてない人間です。

それがわかった上で、意識して、考え方を変えるようにしてきて、今がある。」
 
という話・・・とか。



今まで色々あった中、

「私さえがまんすれば・・・」とか、

「私なんか・・・」

という言葉を使うのはやめたこと。



「すみません」

「ごめんなさい」

という言葉も、後ろ向きな言葉に聞こえるから、

なるべく、「ありがとう」

の言葉におきかえるようよう意識していること。



子どもたちには、前の私のような人間になってほしくない。

言葉でいうより、私が自分の生き方を変えれば、子どもにも必ず伝わるはず。

それを信じて、努力しているところだと。



子どもには、自分の人生は自分が主役で生きていってほしい。

子どもに望むことは、それだけ。



そんなようなことを話した記憶。


Rと、Rのおかあさんと、いい時間が過ごせたと思っています。



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Rのお母さんが、どんなことを感じて、どんなことを思ったのか・・・・


あとでいただいたメールを見て、安心しました。


Rもほっとした様子でした。

R、よく頑張ったね!!

頭なでなで、いい子いい子・・・(笑)・・


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今回のメインイベントはこれだったような気がいたします、私・・・


帰るその日、自分にご褒美で、Eにおねだりして・・・・

「チャポロ」という喫茶店へ連れて行ってもらいましたの。

RのカムアウトとRママと。_a0238324_18125454.jpg


ここの静かな雰囲気、好き。

満足、満足でしたわ~~(*^^)v・・・へへ~!


ではまた、次回!!



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# by jandaramommy | 2011-09-13 23:51 | まみーとEとRのひび

けさの出来事。


おはようございます!

ジャンダラマミーは今日も走る走る~!!


そう、今朝の出来事。

ゴミ出しにいざ行かん!と、裏口から出たら、

いきなり、にゅっと、知らないおじさんが・・・いきなり、ですよ、

「この枝はなんでこう枯れちゃうんだかね~?」

「ほれ、この枝も、この枝もさ・・・」

て、モミの木の枝を触りながら(私ではなく!)話しかけてきて。

私、即対応。 (にこやかに笑いながら。)

「そうなんですよ~。今までも枯れた枝を切ってもらってきたんですけど。病気かな~?」

棟梁:「切っといた方がいいねぇ」

私:「そうですよね~。教えてくださって、ご親切にありがとうございます!」


お向かいの家を早朝から剪定していた庭師さんたちでした。

そう言えば、チョッキンチョッキン音がしてた!

で、ゴミ出しに行こうとしたら、その棟梁、

「今ついでに切っといてやるわ」

て、私が返事を待たずに、のこぎりを取りに。あれよあれよという間に三本の枝を切ってくれました。

私:「あざすっ!!」

・・なんて言いませんわ・・・

「あっりがとうございまああす!!!」と大声で。にこやかに。元気に。

(夜中にブログも更新できたし、天気も良くて、ワタクシ、ごきげんざんしたのよ。)

はらってくれた枝を片付けようとしたら、棟梁、一緒にかたづけといてやるよって持ってってくれましたの。

(早起きと美人は三文の徳とか申します)

朝から、嬉しくて、嬉しくて。

棟梁に最敬礼!!おじさんがもっと若かったら、結婚したかった!!ちゅきよ、わたち!


そうだ!

ダッシュで家の中に戻り、きのう買ってきたお土産の「赤福」。

私が楽しみに食べようと思ってたやつ・・・棟梁のところに駆け寄り、

「これ、お茶菓子に皆さんで食べてください!ほんと、助かりました、ありがとう~~」

て、渡したの。

「こんなことしてもらっちゃ困るよ~」て言いながらにこにこ受け取ってくれました。


空は晴れ。トンボが飛んで、あきの風・・・なんていい日・・・しあわせ日よりよ・・・


ゴミ出しもして、家に帰って、よくよく私の姿を見たら・・・です・・・

「!!!」

ヒドイかっこしてた・・・・・ちゅん・・・

サマードレスと言うにはあまりにくたくたになった、昔、通称「アッパッパー」と言われていたワンピーに

パパの黒いサンダル履き・・

すっぴん。

かろうじてエプロンしてたけど・・・

そのエプロンが裏表反対だった・・・(;一_一)

しかも、ワンピースのボタンが一つかけ忘れ・・・

そのかっこで、よく、にこやかに棟梁と話ししてたよね・・・

「ガ~~~~ン!!!」

一転、超曇り空。



そう言えば、E姉やひぃによく、

「ゆうちゃんは、漫画の「あたしンち」に出てるみかんの母にやることなすこと、ソックリだ!!」

と言われてた・・・


エレベーターのごとく、上がり下がりの激しい一日の幕開けとあいなったわけ、です・・

余談・・・でした。

チョンチョン!!



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# by jandaramommy | 2011-09-13 11:57 | にっき

最後に残った両親に。

こんばんわ~

ジャンダラマミー、ちょっくら関西方面へお出かけしてました。

EとRのとこ。

そのことについては、なが~~くなるので、またにして・・・

とりあえず、EとR、元気復活したようなので喜んでおります、ハイ。


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さて、家族へのカミングアウトもいよいよ終盤に近づいてまりました!!



そう・・・

私の両親・・・・

Eにとっては、おじいちゃんとおばあちゃん。

二世帯住宅で、Eが生まれてからずっと一緒に住んでいる・・・

小さいころから、Eをとてもかわいがってくれている・・・


母はもと教師。

Eが教職をめざすことを誰よりも喜んで、応援してくれています。

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80歳を超えた両親に、言うべきか、言わぬべきか・・・・

私がカミングアウトをEから受けた当初は、両親には言わずにいようと思いました。

Eも了解でした。(悲しかったでしょう・・・)



言ったところで、両親がどこまで理解してくれるのか・・・

どういう反応をするのか・・・

まったく想像がつかなかった。

むしろ悪い反応を予想してしまう自分がいました。


戦中戦後を経験している両親だから、

同性愛者を嫌う傾向にあるのでは・・・と、思い込んでいました。

あの当時は、「男は男らしく」 「女は女らしく」 で、男・女の役割がはっきりしていた時代じゃないですか。

そういう教育を受けた両親が、Eのカミングアウトを受け取る受け皿を持っているとは思えませんでした。


悲しむのではないか・・・

カミングアウトをしたことで、今まで仲の良かった孫との関係が一変してしまうのでは・・・

Eの大好きなおじいちゃんとおばあちゃんが、Eのことを避けるようになったらEがどれだけ傷つくのか・・・

そう思うと、私の決心がつきませんでした。


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ところが・・・

日がたつにつれ、両親に言わないでいることが、だんだんつらくなってくるんですね。

同じ家族なのに、同じ家に住んでいるのに、

Eのことを心から愛してくれている両親に、

うしろめたい気持になってきました。

申し訳ないような気持ちと言ったらいいんでしょうか・・・



自分にも嫌悪感。

「自分の親を、信じきれない自分」に嫌悪感。


あれはEが私にカミングアウトしてから半年以上がたっていたと思うのですが、

秋・・・

決心しました。


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Eにあらかじめ電話して、了解をとってから、

ある日、両親がふたり、ゆっくりくつろいでいるときを見計らって、

言いました。


「お父さん、お母さん、Eのことで話したいことがあるんだけどね・・・」

両親は、私のふだんと違う様子をすぐ察知して、テレビを消して私と向かい合ってくれました。

(私は二人を前にして正座です。)

「実は、この話は、もう半年以上前の三月に、Eからきいたことなんだけどね・・・・

この話をしていいのかどうか、ずっと迷っていたのよね・・・」

両親、「いったい、改まって何なんだ?Eがどうかしたのか・・・」と心配顔。

(私、さすがに、自分の両親となると、押さえていた感情が噴出してきて、涙で声が詰まりがち・・必死です。)


「Eが昔からボーイッシュなのは、知ってるよね?

私もそれはEの個性だと思ってきたけど、実はそうじゃなかったんだよ。」

両親、無言・・・

「Eは私にこう言ったんだよ。」

「自分が好きになる対象は、女性だと。自分は同性愛者だと。」

そこから、友人たちへのカミングアウトへのいきさつを話しました。

どれだけつらかったか、苦しかったか、生きようと思ったらカミングアウトするしかなかったこと・・・。

カミングアウトしたら気持ちが楽になり、生きることに執着しなくなっていた自分が、元気になれたこと。

家族にカミングアウトは、おじいちゃんたちが最後だということ。そして最後になった理由。

両親は、真剣にきいてくれました。


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必ず両親に言わなくてはいけない、このことも。

「Eが教師を目指す理由は、性にたいして偏見を持たない教育をすることで、社会を変えていきたいからだよ。」

「統計的に言うと、クラスに一人から二人はセクシュアルマイノリティの人がいるはずだけど、その人たちの中には、誰にも言えず苦しんで、そのことが原因で、いじめを受けたり、不登校、引きこもりになってる人が必ずいるとEは言ってた。」

「そういう子どもたちの相談に乗りたいし、そういう子どもの側に立つ教師になりたい」

「自分は教師になって、性に対して偏見を持たない教育をしたい。」

そう言っていると言いました。

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一部始終、私の話を聞き終わった母が言った言葉・・・

母:「私もね、女の子だと98~9%くらいは思っていたけどね・・・だけど、もしかしたらそうかな・・・てね・・昔か
ら思っていたよ。

今年は成人式で、Eの着物着たとこ見たら、ああ、やっぱり女の子だ・・・と思って、もしかしたらと思っていたことを否定していたけどね。・・・・そうだったんだ。」

「でもね、Eがそうであろうとなかろうと、わたしらはEを応援するよ。だって、Eちゃん、いい子だもんね!!
Eちゃん、やさしい子だし、だいすきだがね !!ねぇ、おとうさん!!}

うなずく父。

私:「!!!!!!!!」


そうなんです、言ってみたら、難なくクリヤー!

驚いたのは、私の方。

その後、父からの質問。

「Eは、そのぅ、男になりたいとか、そういうことはないのか?」

「わしらは古い人間だから、こういうことはよくわからんのだが・・・」


同性愛は病気でもないし、異常でも何でもないこと。

Eは、男になりたいとのではなく、女性であることに違和感はないが、恋愛対象は女性だと言っていること、を伝えました。

最後に父が言った言葉・・・

「ともかく、話したことで、Eは元気になったんだな?大丈夫なんだな?」

私:「そうだよ。みんなに話したことで、元気になれたんだよ。」

「そうか・・・それならそれでいい・・・」

隣でうなづく母がいました。



家族の中で最後のカミングアウト、終了のその時でした。

そして、両親は受け入れられないだろうと思い込んでいた私の偏見を思い知ったときでもありました。

「お父さん、お母さん、ごめんなさい!!」

深く深く頭を下げたのは私でした。(心の中で)

あなた方は偉大です。


ふぅ~~、ジャンダラマミーはちかれまちた・・・(-"-)・・・ちょんちょん!!





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# by jandaramommy | 2011-09-13 03:49 | まみーとEのきせき

カミングアウトの意味



今さらながら思うのですが、

「カミングアウト」は、

その人の「精神の生き死に」にも関わる重大なことだとつくづく思うのです。



少なくとも、カミングアウトすると、解放感がある。

と同時に不安感。

カミングアウトされた側は、どう受け止めるのか・・自分はどう思われるのか・・・



カミングアウトしてもしなくても

どちらにしろ苦しいことには変わりない・・・?

される側にとっては、

そりゃぁもう、言ってもらうのと言われないとでは、

どえらい違いで。 (あらいけない、地が出てしまったわ(-"-)・・・)


まず第一に、

家族内で本人が孤立しなくなる。

理解しやすくなる。


Eは、私が夫に話したことを伝えたら、即座にこう言いました。

「やっと、重たい鎖が外れたよ・・。重かった・・・」と。

それからのEは、私から見ると、

活動的になり、前より元気になったように映りました。

家族関係はもちろん、悪くなるわけがなく・・・

Eは色々なことを私に話してくれるようになりました。

それまで言いにくかったであろう元カノや元カレ(?)のことも。

E姉はしょっちゅう「E、大好きだよ~~!!」を連発してたらしいです。

E姉の精一杯のエールだったと思います。


夫のその後はと言うと・・・

何事もなかったような日々・・・

特別Eに関して私に話しかけることもなく・・・

ごくごく普通に生活。

夏休みなどにEが帰ってきても

楽しそうにビールを飲み、にこにこ・・・

当たり前の家族の風景のありがたさを思いましたね・・・






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# by jandaramommy | 2011-09-11 12:28 | かんがえたこと

最大の難関突破。


九月九日・・・

今日は亡き妹の誕生日。

さっちゃん、おめでとう・・・・・

「おとめ座の美人」って、ちゃっかり自分で言って、

大笑いしてたよね。

今日はバラの花を、おねぇちゃんが奮発してあげよう!

いつもそばにいてくれてありがとう。

感謝をこめて・・・(はぁと)Rのマネね

(お誕生日プレゼントがバラの花一本か!

・・て、文句いわないでちょうよ~~(笑))


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さて。

夫へのカミングアウト。


以下は私がEに電話して、

「そろそろお父さんにも伝えたほうがいいと思うけど、

自分で話すことができる?」

と聞いた時のEの返事です。


Eにとって父親は、母親以上に大きな大きな壁で。

その前に立つと、無意識に体が硬直し、

怖くて、言葉もなにも・・・出そうと思っても出てこない・・・

頭でなく、体が勝手に反応してしまう。


そんな存在だから、

お父さんには、とてもとても自分からは言えない・・・

自分からは絶対無理。

お母さんから言ってほしい。

お母さんしかお父さんに言ってもらえる人はいないから・・・

と、懇願されました。


こんなふうに書くと、

どんだけこわ~いひとなん!!

て思いますでしょ?

夫のために付け加えますけど・・・


夫は、結婚して以来、ただの一度も怒鳴ったことも、叩いたこともない、


やさしい人。




Eのこの言葉を聞いて、一番びっくりしたのは私です。

そんなにお父さんって、Eにとってコワい存在なんだ・・・・

特にEはおとうさん子で、

小さい頃はいつもお父さんのあぐらの上がEの指定席で

お酒のおつまみを、当然のごとく頂戴していた子で。

たまにお酒も一緒に飲んだり・・(あれれ)

上の子たちが嫉妬しないかと思うくらいのかわいがりようでした。


そのEが、そんなにお父さんをこわいのかと、

掃除機・・・ちがった、・・・正直、驚きました。


家族にカミングアウトするということは、ほとんど恐怖との闘いなんだと、その時わかりました。


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そういういきさつがあって、

私が大きな使命をEから仰せつかったわけです、ハイ・・・


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では、夫へEのことをどう伝えるか・・・・

カミングアウトを受けてから三カ月がたっていました。

日がたつにつれ、夫に黙っていることが苦しくなってきました。

Eも私も、何も悪いことをしているわけじゃないのに、

隠しているような罪悪感みたいなもの・・・・を感じていました。

もうすぐ夏休みになる・・・Eが帰りにくい家にしたくない・・・

できるなら、今までどおりの家族関係であってほしい・・・

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これだけ時間がかかったのには他にもわけがあります。

Eが私にカムアウトしたころは、夫の仕事は超ハードで、

土日もなく、連日深夜帰宅が続いていました。

疲れて食事もとらずに帰ってくる夫に、言えませんでした。

しかもいつも仕事のことで頭がいっぱいです。


私は私で、まだちゃんと夫に伝えるだけの自信もなかった。

夫に言うときは、まず夫の仕事がひと段落して、

私の話をきいてくれるだけの心と時間の余裕ができたとき。

そして、私が冷静に、感情的にならずに、説明できるようになったとき。

そう決めていました。

それには私にも時間と勉強が必要でした。


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そして。

私が、ある程度の知識も得、

私なりにきちんと話せる時期になったと思えた、ある週末の夜・・・

久しぶりに家でくつろいでいた夫に話しかけました。

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「話したいことがあるんだけど。」

「何だ?カネのこと?」

・・・て。

(私が相談があるというと、決まっておカネのことと思うらしいです・・・ちゅん・・・


「Eのことなんだけどね・・・」

そこから話し始めました。

夫は最初から、私が話し終わる最後まで、

ただだまって聞いてくれました。


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何からどう話すかは、ある程度シュミレーションしていました。


私が感情的になっては絶対ダメ!

冷静に・・・冷静に・・・

自分の感情は入れずに、Eの今までを話し始めました。


三か月前に帰ってきたときにカミングアウトを受けたこと・・・

それまで、どれだけEがそのことで悩んできたか・・・

カミングアウトに至るまでのいきさつ・・・

特に、「生きることに執着しなくなった」とEが言ったこと。

眠れない長い日々を悶々とひとりで過ごしていたこと。

自分の「体」と「こころ」がどうにも一致せず、

どうすることも出来なくて、

自分の体を傷つけていたこと。



「生きるために」カミングアウトを始めたこと。

「偏見のない社会に変えるためには教育から」と使命感をもっていること。

セクシュアルマイノリティのひとたちはたくさんいて、

病気でも何でもないのに、

Eと同じように苦しんでいる人がいっぱいいること。

ウソ偽りのない、じぶんを表現する場所としてブログを作ったこと。

ブログで知り合った人や大学の友人、先生など、応援してくれる人がいて、

カミングアウトしてみたら、いいことがいっぱいあって、自分が元気になれたこと。

そしたら今度は家族に言っていないことがつらくなって、

このまま一生言わずにいようと思っていたけど、

言わずにはいられなくなって、私にカムアウトしたこと。



それから・・・

なぜ父親に直接言わないのか・・言えないのか、の、その理由。

・・・(こころなしか、それを話した時、夫は寂しそうでした)



お父さんやお母さんが望むような「結婚」、「子どもを産む」ということは

自分はできないけど、そのかわり、好きな人ができたら一緒になりたいと思うし、

もし、姪や甥が生まれたら、めっちゃんこかわいがる!と言ってたこと。


お父さんも家族も大好きだから

これからも大事にしていきたい。悲しい思いをさせたくない。

と、Eが強く思っていること。



そして最後に、夫に向かって言いました。

「Eが同性愛者だからといって、私とあなたのかわいい娘であることに、変わりはないよね?」

と・・・

「そりゃあ、そうだ!!」

夫ははっきり答えました。


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「Eのブログを今、パソコンの画面に出したけど。

Eはブログ見てほしいと言ってるから。

見る、見ないはあなたの自由だからね。

よかったら見てやってね。」

この言葉で締めくくり、私はパソコンの前に夫を残し、別の部屋へ。

このあと夫がブログを見たかどうかは知りません・・・


たっぷり2時間かけての私からのカミングアウトでした。

どっと疲れましたが、私なりに精いっぱい話すことができたことに満足でした。


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余談ですが、

もしもこの時、夫が私の話を聞いて、

一言でも、嫌悪感を示したり、

私のせいだと非難したりしたら、

離婚する覚悟でした。


幸いなことに、この心配は無用でしたけど?何か?

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そしてそして・・・

言わないでおこうとEに言ってた私でしたが・・・

とうとう・・・

両親に・・・・・!!

どうなるどうなる~~~~~~~~~~!!!




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# by jandaramommy | 2011-09-08 16:58 | まみーとEのきせき