私のカミングアウト。

月曜の午前中。

新聞に目を通す。

ある歌人の記事に目が止まりました。

永田 和弘さん。

妻は、天才歌人と言われた、故「河野裕子」さん。

妻の死の直前に詠み交した相聞歌や闘病生活をつづったエッセー集を出版したかたでした。


「長男の肩にすがって大声で泣いた。黙って肩を貸してくれている息子にすがって泣きながら、甘美なもの、幸せを感じた」



その言葉に、きのうの私といっしょだわ・・・と思ったら、また泣けてきた。


いつのまにか、子どもは私を支えてくれるまでに成長してくれていました。




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おととい。

まるで私が呼び寄せたようにEが帰ってきました。



話したかった。

話をしなくてはいけない、そんな切羽詰まった気持ちでした。



夫のぷにさんとEには、私の「気づき」を聞いてほしいという強い思いがありました。

家族の問題だから、まず身近な家族に。

ふたりに時間を作ってもらい、話しました。

なかなか感情をコントロールすることが難しく、特に夫にはどこまで伝わったのかはよくわからない。

でも自分としては精いっぱい話したつもりです。




だけど・・・・・

二人に話した後、それだけでは済ませられない私がいました。

肝心なことをまだ話していない・・・・・

話さなきゃいけないことがまだだ・・・・




帰り、Eの運転する車の中。

「E、私、まだ話していないことがある・・・・

パパには話せない・・・だけどEには聞いてほしいと思っているんだけど・・・

もしかしたら、ショックを受けるかもしれないよ・・・・それでも聞きたい?・・・・聞いてくれる?」 て、切り出した。


E:「うん、聞きたい・・・」




私が子どもの前で自分をさらけ出し、言葉がでないほど大泣きし、嗚咽しながら話したことは初めてのことでした。


Eは、隣で黙って静かに耳を傾けてくれていました。



それは、さまざまな私の「心の傷」のことでした。

こんなに私は深く傷ついていたのかと・・・自分で自分を再確認してしまいました。

心にフタをしてそのままにしておけばいいはずだったのに、それはダメなんだということもわかっていました。


「お墓まで持って行こうと思っていたんだけどね・・・」


そんなことを言いながら、一方ではだれかに聞いてほしいと・・・・話さずにはいられない心境になっていたこともあって・・・Eに話しました。

それはたぶん、私が自分を変えたいと願っていたからだよね?



傷付いて、劣等感だらけの、弱い、情けない私が、Eの目にはどう映っているのか・・・と思う余裕などまったくありませんでした。


自分の感情にまかせるまま、泣き、話し続けました。


母親との関係や姉妹関係でつらい思いを抱え続けてきたこと。

そのせいか、私は、すごく自己評価が低くて、劣等感ばかりでいること。

それでもがんばってきたこと。

でもまた傷ついて、自分がすべて否定されたように感じること、

自分にたいして暴力的になってしまうこと。

いまだ自信が無いこと。

そんな自分が好きになれないこと。

だから、Eが「うちの母、最高です!」てブログに書いてくれたのを見た時、すごくすごく嬉しかったこと・・・・



聞き役がEだったので、私は安心して話せたのだと思います。





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ひとしきり話して、少し落ち着いたところで  「泣きすぎて頭痛がするわ・・・」とか言いながら家に入ってきたところで、ふとアイデアが浮かんできました。

「Eの絵を描きたい」


!!そうだ、今度の個展でその絵を出そう!



「ねね、Eのいちばん好きな自分の写真、送ってくれないかな?」

(Eの反応を見ると、OKらしいと判断)



「そうそう、こんな絵も描いてみた~   どうかな~?」

・・・とかやってたら・・・・・けっこう元気になってきて・・・・・そしたら・・・・・・・


「母さんは、絵、描いてたらいいんちゃう?  うちは絵が描ける母さんがうらやましいよ。うちも絵が描けたらいいな、て思うけど、描けんしね・・・」



「・・・・・・・・・・そうだね・・・・・・・絵を描いてる自分が、いちばん自分らしいと思えるわ・・・・・・・・なにより楽しいし。」

「それでええんよ、母さんは。」



心がホカホカしてきました。





Eがいてくれて、私は幸せだなぁ・・・・

新聞の永田さんのことばに共感して涙したのは、こんなことがあったから。





Eだけでなく、子どもはいいにつけ悪しきにつけ、親の鏡となってくれている大切な存在です。



批判したり、裁いたりできるのは自分だけだということを忘れ、子のためと言いながら、親の権威を振りかざし、してはいけない介入を娘の人生にしてしまった愚かな私でした。しかも、「自分が傷つきたくない」という本当の理由から目をそらして・・・



気づかせてくれたさまざまなできごとに、「ありがとう」 と、今は素直に言えそうです。

今回はなにより、Eの存在が大きかった。

でもちょっぴり心が痛い。

私の話は、Eのたくましいとはいえ、ヘアカットをすると「中学生?!」と思えるくらい童顔の彼女には重すぎて聞く身もたまったものではなかったことでしょう・・・・

この際、

「ありがとう・・・これからもよろしく!!」・・・と、ちゃっかり言っておこうっと!

あ、・・・たまには私も聞き役になりますので・・・・(笑)





・・・トイプードルほしい・・・・
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# by jandaramommy | 2014-03-03 11:15

なんでかしらん。

昨夜描き終えたばかりです。

何か感じてもらえたら・・・・・・・・・

ひとつ 気持ちの区切りをつけることができました。
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長い冬から春へと光の暖かさを感じられるようになってきた。

とは、私の心の実況中継でございます。





気がつけば、庭の梅が満開に。

今年もお雛様を出しました。
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母が言います。

「もう娘たちもおらんくなったし、大変だから毎年毎年出さんでもええに?」

(いえ、おかあさん、いないからこそ、なのよ。)

と、心の中でつぶやく。

「いいじゃん、おかあさん。華やかで雰囲気が明るくなるでしょ?」  

「そりゃほーだがねぇ~♪」 と、母。



母が孫娘のために買ってくれたお雛様を飾らないなんて、もったいない、と思う。

たぶんいちばん喜んでいるのは母でしょう(笑)

そして母譲りで、おひなさまやら、なんかしらん可愛いものが好きな私。

懲りずに新しく屏風やらぼんぼりやら新調してしまったわ・・・



********************



今年は、複雑な想いを抱きながら雛飾りを出しました。

お雛様からのごほうびかしら、

気持ちの整理がついたようなきのうきょう。



ずいぶん長引きましたが、あることに気がついたら、気持ちが軽~くなりました。

つまり・・・・

「たいしたことじゃない。」・・・・・・・・・と思えたこと。

命にかかわることじゃない。

余命宣告でもなく

自殺願望でもない。

私がどうのこうのできることでもない。

そう思えるようになったら、気持ちが軽~くなりました。




そんなことより、

今、私が大切にしなきゃいけないことは他にあると気がついた。

30年一緒にいるパートナー。

いろいろあったけど、おたがいを誰よりも知っているであろう、いちばん身近な人を大切にすること。

遠くの人間を思うより、もっとも身近な人を思いやり、向かい合うこと。

よくこれだけ長い時間、一緒に暮らしてきたこと・・・・と改めて思っています。




瀬戸内寂聴さんの本に、こんな言葉がありました。

「夫婦と言うものは、なんだかんだと言いましても、やっぱり長い間お互いにがまんして付き合わなければならない・・・そして、それは想像以上に大変なことでもあります。」



「こっちが嫌いだと思うと、向こうはもっと嫌い。人間の心は、不義なほどお互いに反映するものなんです。


この言葉は痛かったけれど、本当にそうだわ、てね。


そう思えるようになったとたん、ぷにさんがやたら私にやさしいんですけど?(笑)

そうね、よくガマンしてくれくださっています・・・・・・・・・・本当に。

あなたの仕事に対するひたむきさと、まじめさは、私、わかってるつもり。

不器用すぎて言葉にも行動にも出せない分、仕事をがんばることが家族を守ることと思って頑張ってきたのよね・・・・・・・


お互いに必要不可欠な人と信じて、私は私のできることをやるだけ。

これは、私でなくてはできないことだから。


そう気づかせてもらえたことに感謝しています・・・・・・・・・・・


ぷにさんに感謝。

友人に感謝。




ちょんちょん。


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# by jandaramommy | 2014-02-21 12:39

一冊の本との出逢い。

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かまちくん。

本屋さんの古本コーナーで目にとまった、あなたの本でした。

そこには暗い澄んだ瞳でまっすぐ前を見るキミの写真がありました。

生きていれば40代かしら。

キミには「PURE」のことばがぴったりする。

キミの死後、映画化されたことも、

当時、若者のカリスマ的な存在だったことも、知り得なかった私ですが

なぜか「かまち」というその本を手に取り、買ってきました。

私など、ただのいなかのおばさんですが、

なぜか強くあなたに惹かれました。

あなたの描いた絵に、絵を描く本能を感じました。

かつて私もそうであった感覚を思い出した気がしました。

絵を描くのに、理屈はない、ということ。

描きたいから、描く。

それだけでいいはずだったのに、

いつのまにか理屈をこねるようになっていた・・・



大切なことを思い出させてくれて、ありがとう。

私はキミと出会ったとき、とてもつらくて、体中が涙であふれていたけれども

どうにかまた、前を向いて歩いていけそうです。

感謝を込めて。
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# by jandaramommy | 2014-01-24 09:32

や~れやれ。

Eのけがで夜も寝られず昼寝して、食事ものどを通らなかった私でしたが(ウソで~す)

本人いわく、「驚異的な回復」で、ケガを乗り越えつつあるようです。

どえらいことにならんでよかったがね!(ここは名古屋弁で)



実は私、Eを気にかけつつも、落ち込んどってもしゃーないわ!とばかり、コンサートに出かけました。

綾戸智恵ジャズコンサート。
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いえあれは・・・「ひとり漫才」の間違いでないの?

と思うくらいトークの間、笑いっぱなし。

いろんな意味でスゴい人だと感心いたしました。

実は私、綾戸さんと同年代の40代。(とおねん取って)

綾戸さん曰く、「最近は、声かけられると、おかあさん、お元気?とか言われて。まるで私、介護の人みたいに言われるんやけど、歌手でんねん!」

調子のいいノリとユーモア、間の取り方、そして歌もピアノもすてきでした。

あ~おもしろかった~・・・笑い過ぎておなかがイタイ~

てな調子でホールから出てきたときには、すっかりEのけがのことを忘れておりました(笑)




一緒に心配してたって、なーんも楽しくないもんね。

それより大口あけて笑ってたほうがどんだけ楽しいか。

私が楽しくしてりゃ、Eも気が楽と言うもんでしょ♪(勝手な理屈?)




ウォーキングにも行ってきた!
一面の緑はひがん花の葉っぱです。真冬でもこんなに緑色です。
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川で休んでるカモに警戒されつつ写真をパチリ。
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寒風に負けず咲く水仙のように強く生きよう!
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・・・とはとても言えませんが

綾戸さんのように人を笑わせることは少しできるかもしれない・・・と思った私でございます。

ちょんちょん

新作ギャグを考えねば!

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# by jandaramommy | 2014-01-21 11:36

親の出る幕。

土日もなく日々仕事の夫ぷにさんに、きょうは「味噌おでん」を作ってあげよう!とはりきって包丁をにぎったところ

Eからひさびさのメール。

「ねんざした」

あらら・・・(やっぱり心が騒ぎます。)

しばし包丁を持つ手が止まります。



Eは大けがしても淡々としているので、言葉だけ聞いていると大したことないような気にさせる。

前回のじん帯断裂もそうでした。(実際は手術入院というハメに)

騒ぎ立てるのもみっともないけど、クール過ぎるのも困るのよね?

同じ足だ~・・・と思いつつ、とりあえず病院へ行ったようなので連絡を待っておりました。

実のところ、だいぶひどそうだと判断しております。


こんなときほど、住んでるところが遠くなければ・・・同居していれば・・・とつい思ってしまう。

目で確認できない、けがの程度もわからない。

手助けしてやりたくてもすぐに行けない。

歩けるのか?

痛みはどの程度なのか?

生活に支障はないのか?

頭の中がぐるぐる・・・・

かつての私だったら、取るものもとりあえず、まずEのところに行っているところです。(「来てほしい」と言われなくてもね。)

でも、Eはもう社会人。

心配ではあるけれど、Eの言葉を信じて先ずは静観です。



自分に言い聞かせています。

命にかかわることではない。大丈夫だと。

むしろ連絡してくれたことを嬉しく思っています。

すぐに血相変えて駆けつけてくるような母親には連絡さえもよこしてこないでしょう。

心配かけたくないという思いからわざと黙っていることだってある。


信頼してくれているからメールをくれたのだと思うと、その信頼を裏切るようなことをしてはいけないと思う。


けがをしたその意味をEも考えている様子。

また足止めされた(笑)。

何を?

何でしょう・・・

むしろ命にかかわるようなことではないケガを負わせることで何かから守ってもらえたのかもしれない・・・

目に見えない何かを守ったのかもしれない。

何かを気づかせようとしているのかも・・・しれない。


そんな捉え方もできる。

ネガティブに考えることはやめよう。



気を取り直してお料理、お料理。(せっせせっせ!)

(そして30分後・・・・)できた!手作り赤みそを使った特製「味噌おでん」!!

Eに食べさせてあげたいなぁ~・・・
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ぷにさん、どんぶり2杯たいらげましたよ(笑)

痛いの痛いの飛んでけ~!!

ちょんちょん

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# by jandaramommy | 2014-01-18 23:39