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ありがとう・・・だね。

田んぼのあぜ道を歩いてみたら、タンポポが・・・
寒いせいか、首をすぼめて、地面に這いつくばるように咲いていました。
ありがとう・・・だね。_a0238324_20535695.jpg

菜の花畑に誘われてちょっとお散歩のひととき♪
ありがとう・・・だね。_a0238324_2055982.jpg

草の上を歩く感触が、子どものころを思い出させてくれました。


********************

さーからのメール

「またあそびにいくよ
たのしかったー」




「さー」は甥っこです。

7年前に亡くなった妹の息子です。

私はこの甥っ子の、つかみどころのないところや

優しさや

繊細すぎるところ・・・

時として放つ、氷のような絶望感や

暗い目の光・・・

「愛おしい」と言う言葉で表現するにはちょっと無理があるようですが

たぶんこれが一番彼に対する私の感情に近い言葉です。



彼とはごくたまに、

連絡がきたり、私がしたりする間柄。

「なんとなく気になって電話したよ」

と、言うと

「あーそうなん?」  て感じで自然体で話せる。


そう。彼はいつも自然体なのかもしれない。

裏も表もなく

嘘を言わず相手を傷つけることも言わず

余分なことを言わず・・・もちろんお世辞も言わない。



必要以上に自ら人に近づくこともなければ

遠ざけることもしない。

だから彼には敵はいない。

いまどき珍しい純粋さを持っている気がする。

だけどそういう彼だからこそ、この社会は生きにくいのだろうと思う。



そんなさーがうちにやってきて、父とビールを酌み交わし、

母の作ったナポリタンをウマイウマイとほおばって、

おかわりして

みんなといっぱい笑って帰って行った。



帰ったあと、彼がくれたメールに私が返したのは

「わたしも楽しかったよ、また来てね」。



さー・・・

さーのおかげで、実は私も久しぶりにたくさん笑った日でした。

大きな声でいっぱい笑うということを忘れそうになっていました。

みんなで食べるから おいしい。

みんなとおしゃべりするから 楽しい。

たわいもないことで笑って、みんなでわいわい。

そんな感覚は久しぶりのことだったと気がつきました。

妹が教えてくれたのかもしれない。

おねえちゃん、もっと笑って、楽しくね、て。


甥っ子に教えられた一日でした。

ささやかなことにも 感謝 感激 感動 を。


あしたからもがんばれそうな気がします。

人はやっぱり一人じゃ生きられんわ!



ちょんちょん。



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# by jandaramommy | 2014-01-15 20:50

シフォンケーキがシボンでショボン

新しい年が明けました。
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「おめでとう」と言いたくない人、言われたくない人もいるだろうから、「あけました、今年もよろしくね!」と年賀状に書くと言う人もいると知り、なるほどね、と思います。


でも私の中では、無事に新しい年を迎えられたことはありがたいし、感謝なので、そのことが「おめでたい」



年末から帰宅して、はりきってお餅つきをしてくれたEとともに

今年も睡眠不足の目をこすりながら初日の出を見に行きました。

とある海に面した公園の展望台の上。

雲がかかり、今年は無理かと思っていましたが、雲の切れ間から拝めました。

手前の枝の、硬い桜のつぼみがたくましい!

シフォンケーキがシボンでショボン_a0238324_1282053.jpg

この光景が見えるまでずいぶん寒い中を展望台の上で待っていたのですが、その中にコーギー犬がいたんです。

人懐っこそうなその子をなでながら、ちゃっかり手を温めていたわたし。

いよいよ初日の出が見えてきたら、その飼い主さん、ワンちゃんを抱き上げて、「ほらお前も見ろよ」


やさしい飼い主さんに心もホットになりました。

帰りに地元の神社で初詣して、ひいたおみくじが「大吉」でしたのよ。

狂喜乱舞したい気持ちを抑えてクールに装いましたが、内心ほくほく。

今年はさらに前へ進みたい。

「去年より今年  きのうよりきょう」


*************************



いつもと違ったことと言えば、先日、教会へ行ってきました。

90歳になる友人のお父さまが説教をされるというので友人からの誘いを受けて。


「あなたはどこにいるか」  という題でのお話でした。

これを突き詰めれば、「あなたはどういう人間であるか」 「あなたの究極的な立場はどこにあるか」

ということにつながってくるのだということ。

自分の軸をぶれさせないこと。ぶれさせないためにはどうあるべきか・・・

相手がどうのこうの言う前に自分の心のありようを見ること。 

しあわせかどうかは自分が決める。

そんなことにもつながるお話でした。


もうひとつ。 

「死」とは、その人との関係がなくなることだ という捉え方は私には新鮮にきこえました。

話しても笑いかけても何もかえってこない関係になる・・・それが死。

肉体的な死もある。

精神的な死・・・魂の死・・・・


どんな「死」にしろ、悲しく、さびしく、つらいものであることには変わりはありません。

でもこの苦しみさえも、自分の心のありかた、自分のいる場所によるのだろう・・・と漠然と思えたのでした。



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新婚の甥っこ家族が来てくれるってんではりきって作ったケーキが失敗作で<(`^´)>

出す前にあんなに自慢しなきゃよかったと後悔しきり。

それでも

「味はいいはず!持ってって~!」とおしつけがましくおみやげに持たせました。


やはり謙虚に生きることです・・・(-"-)

今年もよろしくお願い申し上げます・・・
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                                   裕子作
ちょんちょん♪


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# by jandaramommy | 2014-01-07 12:20

聖書のことば


聖書のことば_a0238324_1226569.jpg



愛は寛容であり

愛は親切です

また人をねたみません


愛は自慢せず

高慢になりません


礼儀に反することをせず

自分の利益を求めず

怒らず

人のした悪を思わず

不正を喜ばずに

真理を喜びます



すべてをがまんし

すべてを信じ

すべてを期待し

すべてを耐え忍びます



愛は決して

絶えることが

ありません・・・



いつまでも残るものは

信仰と希望と愛です



その中で

一番すぐれているのは

愛です



聖書のことば_a0238324_12194683.jpg



昨夜、教会の「クリスマスの夕べ」に出かけました。

誘ってくれた友人が別れ際にそっと手渡してくれた袋を開けたら、

この言葉が刺繍で綴られたしおりが一枚入っていました。

聖書のことば。

ことばのクリスマスプレゼントを贈ってくれました。

彼女らしい優しさに心があったかくなりました。

メリークリスマス・・・・・

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# by jandaramommy | 2013-12-25 12:41

セクシュアルマイノリティを考える会

きょうは小中学校は二学期の終了式ですね。

楽しそうに集団下校していたわ♪

そんな子らを見つめる目が「おばあちゃん化」している自分に苦笑い~



**********************



「セクシュアルマイノリティを考える会」へ2回目の出席。

今年の関西レインボーパレードに参加したのがきっかけでこの会を知りました。

2か月に1度の集まりで14名の参加者でした。

今回は講師の人を招いての勉強会。

講師の方もこの会のメンバーであり、当事者です。

テーマは「歴史・文学の中のセクシュアルマイノリティの存在」。

入室と同時に、ぱぱぱっと並べた本が20冊くらい。そのほかDVDなど。

すべて参考資料として持ってきたものでした。

「幸福の王子」 「星の王子様」 「ゲイ短編小説集」 「レズビアン短編小説集」 「セクシィ古文」 「張形と江戸おんな」  「江戸の性風俗」・・・・などなどひとつひとつ紹介しながら進められました。

自己紹介のなかで、現在大学院生で、ジェンダー論を学び、今は中国哲学・江戸時代の儒学を研究しているというだけあって、歴史や文学などセクシュアリティを幅広く取り上げて話してくれました。

へ~・・・  ほ~・・・  ばかりのわたし。

「陰間」 とか 「張形」 なんてことば、知りませんでしたし?

「争奇物」 なんてのも。

すでに死語にちかい「女訓」とか「女大学」とか。

オスカーワイルドの「幸福の王子」や宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、夏目漱石の「こころ」などを同性愛的視点からみたことなんてなかったし。

古代同性愛(ギリシャ)の話から、江戸儒学と仏教、陽明学から 近年のボーイズラブにいたるまで

話の内容は多岐にわたり、それこそ貝原益件(この字であってる?)なんて人の名前は高校日本史以来よ。

濃い内容の2時間でした。


1年前、私は「男女共同参画事業」の名のもとに、各市町村が行う行事のひとつにセクシュアリティに関する講演会を見つけ、喜び勇んで聞きに行ったものの、がっかりして帰ってきたことを思い出しました。

肝心なことがなにひとつわからない講演会だったと記憶しています。

同じような内容で、講演者も同じような年代のかただったのに、中身がぜんぜんちがーう!

なんで?・・・・・?

おそらくオープンかオープンでないか、のちがいではないかとハタと思い至りました。

それと講演者の方の価値観の違いでしょうか。

「性」や「性風俗」の話はとかくいやらしいもの、けがらわしいものとして見るきらいがあるけれど、

歴史的視点やセクシュアリティの視点から話してもらえると、いやらしさなどは微塵も感じられず、

聞いているこちら側も真剣に耳を傾けることができました。

私も変われば変わったものです。



最後に、参加者が自己紹介を兼ねて感想や質問などをしたのですが、中に、「私もマイノリティのひとりです」

と言われた方がおられました。

聞いてみると、「色覚異常」なんだそうです。「色覚障害者」とも言われたりするそう。

「異常」という言葉は使いたくないが、日本語で適当な言葉が見つからないのでしかたなくこう言っていますと説明されました。

生まれつきのものなので、普通に見えるものが普通に見えないと言われても、自分にとって他の人がどう見えているのかということじたいがわからないので説明に困るんです、とおっしゃる。

これって、他のことにも同じようなことが言えるのではないかと思いながらお話を聞いておりました。


また、ある年配のかたは、「私も教える立場の者でありましたが、お話をきいていて思い出される学生がいます。彼は私の生徒でありましたが、大学の卒業間近になって、私のところにやってきて、自分は体と心の性が一致せず、その違和感はますます膨らむばかりなのに、卒業して実家に戻らなければならない。実家は地方で、自分はあととりであり、帰れば近所の目や地域社会の目を意識して生活しなければならない。自分はそれがつらいと号泣した学生です。学校が消灯になっても泣き続け、私は彼を家まで送って行きました。私は、あなたはあなたらしく生きればいいのよ・・・としか言うことができませんでした・・・・」というお話をされました。




NHKのハートネットTVの「多様な性を生きる子ども」というテーマの番組を見たとき、「性教育」をする立場の教員にきいたアンケート結果は

「同性愛」について学んだ・・・7.8%
「性同一性障害」について学んだ・・・8.1%

教育の現場は実際はこんなことなんですね・・・

教える立場の人間が学んでいないという実態がよくわかります。

Eは大学時代、大学での性教育の授業を増やしてほしいと直訴したことがありました。

あれからEの要請は生かされているのだろうか・・・




「性別変更の夫 父親認定」という大きな見出しで新聞に載っていた記事。

性同一性障害で性別を女性から男性に変更した夫と妻の子の戸籍上の父親を夫として認めるよう求めた裁判の判決のことが取り上げられた記事でした。

このことについてどんなふうに思っているのか、セクマイ会できけたら・・・と思っていましたが、残念ながら時間切れでした。



二か月に一度開かれるこの会。

こういう場があることがいいなと思っています。


なんだかんだ言って、今年もあと10日?!

淡々と過ぎて行けばよさそうなもんだけど、生身の人間だもの、

あれもしてない、これもしてない・・・(なのにブログ書いてる私って・・・)


あぁ~・・・<(`^´)>

ちょんちょん!・・・で終われないわ(笑)










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# by jandaramommy | 2013-12-20 13:12

あの子は幸せだよね・・・

このごろは、雲に見とれています。
あの子は幸せだよね・・・_a0238324_169766.jpg


一瞬もとどまることなく動き続けて・・・

「変幻自在」と言う言葉がふと浮かんでくる

このごろは夕焼けもすばらしくて・・・うっとり・・・♡

おっといけない、運転中だったわ、とハンドルをあわてて切る私(笑)。



****************


きのう、仲のいい従姉妹から電話。

長々話したあと、最後に、

「忙しくてE姉ちゃんのところにいけないけど、今度出かけた時には顔を見に行くからね、なかなか行ってあげられなくてごめんね~」

言われました。

その日の午前中にも、母が来て、

「この間、E姉にクリスマスカード出したら返事が来たがね(^^♪  お正月には帰ってこんのかね?」


なんでまたこのタイミングにまわりからこういう言葉をかけられるのか・・と考えます。



**********************



きのうは「これじゃいかん!!」

と思って ひさーしぶりに映画を見に行ってきました。

おひとりさま。

映画のハシゴしました♪

「利休にたずねよ」

「かぐや姫のものがたり」


睡眠不足でいねむりの危険性と隣り合わせだったのにもかかわらず、ちゃ~んと見ましたよ、エライ?


「利休に・・・」は・・・

畳に着物が擦れる音。

お茶をすする音。

喉の音。

水一滴の音が鮮明に聞こえる世界の緊張感が凄かった。

命をかけた美意識。

常に死を意識した生きかたの中から生まれる 研ぎ澄まされた美意識。

無言の中に言葉を感じたり

見えぬものを感じ取る世界。

感性の世界でした。


なんとなく見ただけで利休気分になっていたわたくしでございます。

もう、きょうはこの一本だけで十分だわ・・・(→ゆうこ心の声)

利休よろしくこのあとは余韻を楽しみながら家で優雅にお抹茶でもたてましょうぞ・・・・

と、シズシズ出口に向かったものの・・・・・(歩き方が利休風に)

ちょうどその後の映画がかぐや姫だったんだわね?

ええい、見たいものは見たい!

てんでユーターン↩




かぐや姫の中のワンシーン。

おばあちゃんが赤ちゃんのかぐや姫に自分のおっぱいを吸わせるシーン。

そのとき、はっと気付いたの。

私も母乳で子どもたちを育てたこと!

忘れていた感覚が呼び戻された一瞬でした

子を産んですばらしい幸福感で満たされたこと。

試行錯誤しながらも精一杯愛情を注いで育てたこと。

命を預かる責任の重さに必死に耐えたこと。

思いだして涙がこぼれました。

子どもたちからいっぱいいっぱい幸福感をもらってきたんだわ、わたし。

とても楽しかった。

毎日が輝いていた。


忙しくて思うように家事が進まないことや慢性睡眠不足や自分の時間が取れないことなど、つらいこともいっぱいあったのに、思いだすと自然と笑っている。

感謝するのは私のほうね?


その子たちも社会人になった。

過去は変えられない。

私の母親としてのありかたが、どこがどう、おかしかったのか?

これからどうしたらいいのか?

自問自答して堂々巡りしていましたが

映画見ていたら、いろんな思いが噴出してきて

とくに育ての親のおばあさんと自分が重なって見えて・・・涙が止まらなくなりました。



いちばん私的に受けたのは・・・

最後の月からの迎えがくるシーン。

戦闘シーンになるかと思いきや・・・

まぁ、なんとのんびりした・・・なんともいえないこの音楽・・・

あのお迎え集団のなごやかさよ・・・

肩の力どころか、体全体の力が抜け落ちましたわ。

つまらぬことにくよくよしちゃあかんぜよ。

どこかからか声が聞こえてくるわ~



*******************



帰り道。


わたしも知らず知らずのうちに、あのおじいさんのようになっていたんだわ・・・

娘に幸せになってもらいたい一心が方向を間違えた。

娘の心をきかずに、自分の思い描く幸せの形にはめ込もうとした結果が「別れ」になった。

私も肩の力を抜こう。

あのお迎え集団のような心持ちでいたいなぁ・・・

そう思っていました。



ふと浮かんできたことば。

「私は周りのひとから愛情は注がれていると思うが私を理解してくれているとは思わない」

「でんとかまえて おろおろしない!」

「悩みのない家など 一軒もない」!

「幸せは自分が決める!」

そうだった、そうだった(笑)

ひとり笑いしながらハンドルをにぎっておりました。

あ~   泣きすぎて頭が痛いよ・・・



******************



そしてその夜、従姉妹から電話。

従姉妹のことばに返した言葉は

「ありがとうね……あの子は幸せだわ、こんなにまわりのひとが気にかけてくれて。」

おばあちゃんにしろね。

(私がしないでいることをかわりにやってくれて・・ありがとう・・・の言葉はぐっと飲み込みました)


おっぱいをのませ、鼻水も口で吸って頬ずりして育てた親子の絆はどこかでつながっていないはずはない!!

信じよう。

待とう。


あの子は幸せだよね・・・_a0238324_11473161.jpg

時はクリスマスシーズン。

ちょんちょん

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# by jandaramommy | 2013-12-15 11:47